社会人10年以上が振り返るキャリア
はじめに
私は今、日系IT系企業に10年以上勤めているOLなのですが、最近若い方が転職されてこられて、「こんなこと考えて就職活動してたな」とか、「こんなこと気を付けて仕事してたな」と思ったので、いい機会なので徒然になるままにまとめていってみよう。
現在の職種
先にも記載した通り、日系IT系企業に勤めています。10年以上勤務していて、中堅…。いや、私の会社ではだいぶもういい感じ中間管理職的のポジション。
IT系なので(?)出勤も必要最低限でいいよと全社周知されていて、フルリモート可、フルフレックスのとっても自由度の高い会社。福利厚生など会社が施してくれることはほぼないですが、その分お給料水準は日系としては高い方なのでは?と思うのですが…。どうなんだろう…。
今のところ何か大きな不安・不満はなく、会社の隅っこでわちゃわちゃと仕事したいなと思い描いていたり、いなかったり。
就職活動中の私の思考
正直、大学生時代の「就職活動」をとってもなめてました。「まぁ、なんとかなるでしょ」と思い、3年生の冬休みまで遊んでいた私は、本気で悩むことになりました。社会の入り口に立つということはとっても厳しかった…。
とはいえ、就職はしなければならず、必死にない頭を回転。考えていたことはめっちゃあさかった。
- 大学の成績は良くはない
- 夏のインターンもしなかった
- そもそも学校が嫌いだったのに、日系企業に勤めることができるのか
- 給与は大事!初任給20万円とかやっていけない!
- 外資…。英語話せないし、自信ない。
- 外資…。競争厳しそう。クビになりそう…。
というありさま。正直本当に社会をなめた学生だったなと今でも思う。
自分の中にあったぼんやりした希望と、就活サイトの募集条項を照らし合わせて会社をピックアップして、楽しそうなところ30社くらいにエントリー。
その中で一番「お、ここは楽しそうだな」と思った今勤務している会社が拾ってくれました。会社が神様のように思えた唯一の瞬間でした。
今までのキャリア
研修が終わり、ようやく配属されたときに、ほぼあり得なかった地方勤務…。都内で一生過ごすと思っていたのに、まさかの転勤。「え?なんで?」と思っていたのですが、これがのちに素晴らしいプレゼントとなるのですが、それはまた別の話に。
転勤先には、保守契約中のお客様をサポートする感じの仕事をしていました。お客様先に訪問するような仕事で、社内閉じこもりでもないし、いろんな人に会えて楽しかったです。転勤先1か所目に4年くらいいまして、後輩もできたころ再度引っ越ししない?と提案されます。そして、ルンルンと転勤します。
転勤先2か所目でちょっと大きな仕事をしていたら、今後本社のほうで困っているという話受けまして、ヘルプの為に東京と地方の往復生活が始まります。(これがプレゼントにつながります)
その後、会社がなんやかんやあって、転勤2か所目の営業所をたたむということで本社勤務を希望し、今に至ります。
地方営業所は一人に任される範囲が広く、結構孤独な仕事をしているのですが、本社勤務はいろんな人と仕事するので、新たな刺激を受けました。後輩も一気に増えまして、環境の変化についていけない!って嘆いていたこともあったり…。
入社してから大きな職種の変化もなく、いまだにお客様と一緒にシステム保守をしています。
就職にITっていいの?
10年以上IT系の片隅にいる私が主観でIT系をお勧めしますか?といわれたら、「YES」というと思います。
- 将来性がある
- 大きく変化があり、飽きない
- アイディアが降ってくるときあって、わくわくすることがいまだにできる
最近はいろんな技術がどんどん出てきて、楽しそうなこともたくさんありそうだなと好奇心がうずいて「つかってみたいな!」と思うのですが、業務で使うまでにいろんなことを検討しなければならず、慎重と好奇心のバランスにいつも苦しんでます。
一方で、こういう業界にいると、仕事がどんどん流れていく様子を見ていくので、最後受け止める人たちがひぃひぃ言っている姿を見ることもあります。そういうポジションにいる人たちがいるから成り立つ業界ですが、もっと地位向上できればいいなとも思いますし、その部分に飛び込む人は覚悟を決めましょう。